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被災地復興工事について

被災地復興工事について

2024.03.27

  • アプト通信

春風の心地よい季節になってきました。皆様方におかれましてはお元気でご活躍のことと存じます。

能登半島地震により、被害に遭われた皆様には、心よりお見舞い申し上げます。皆様の安全と1日も早い復旧、復興を心よりお祈り申し上げます。

 

私達アプト・シンコーはその想いを胸に3月上旬から石川県輪島市門前町で行われている300世帯の仮設住宅工事に携わらせて頂いています。

弊社の工事内容は、「仮設住宅前に設置するデッキ・スロープの資材納入と施工」となっており、弊社の得意とする「設計→加工→物流→施工」で全社員一丸となり取り組んでいます!
今回のアプト通信では弊社の工事内容と建設現場の状況を皆様方にご紹介させて頂きたいと思います。

門前町の海沿いにある、元グランドゴルフ場が仮設住宅の建設現場となります。

弊社プレカット工場から約2時間~2時間30分、弊社物流部はこの道を往復します。施工部隊は常に10人前後で、建築事業部を中心に生産部のメンバーも順次参加しています。
そして、中間地点の宿泊施設に泊まり込みで対応しています。

 

 

この広い敷地に300世帯分の仮設住宅が建設されます。弊社以外にも、職人様達がたくさん現場に入られています。

 

仮設住宅前に杭が打ち込まれ、その杭の上にデッキ・スロープの土台を敷いていきます。

 

デッキの木組み

 

スロープの木組み

 

木組みの上に12mm合板を2重張りし、手摺を取り付けます。

 

合板の上に長尺塩ビシートを張って完成です。

 

弊社施工部隊のメンバーの一部です!

まだまだ寒い日や、雨の日もあり、過酷な現場作業ですが、笑顔を忘れずワンチームで頑張っています!

 

1月1日の地震発生から3ヵ月が経ちました。

各地でライフラインが復旧され徐々に元の生活を取り戻しつつあるのかもしれません。
しかし、甚大な被害を受けた門前町の被災地に初めて行き、その被害の大きさと地震の爪痕を目の当たりにし、復旧、復興はまだまだこれからなのだと思い知らされました。
また被災地の近くで泊まり込みをしていることで、被災された方々が今までと違う生活を強いられていることを目の当たりにし、すごく大変なことだと強く感じました。

この体験をさせていただいたことで
「1日でも早く避難所生活からこの仮設住宅に移り住んでほしい」
「少しでも元の生活に近い安心できる空間を提供したい」
と思いました。

この工事に携わらせて頂いている私達アプト・シンコー全社員の想いを胸に、スピード感を持って作業を行い完成させていきます。

                      建築事業部 椎名 寿宏