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フィリピン技能実習生(第7期生)「選抜試験」~in the Philippines~

フィリピン技能実習生(第7期生)「選抜試験」~in the Philippines~

2024.02.29

  • アプト通信

向春の候、皆さま方におかれましては、ますますのご清祥のこととお喜び申し上げます。

さて、弊社建築事業部の技能実習生は、第1期生から第5期生までをミャンマーからの受け入れとしていましたが、ミャンマーの国情など様々な事情を考慮し、昨年の第6期生より、フィリピンからの受け入れとしています。第6期生のフィリピン人社員たちは入社して約半年が経ちましたが、私たちは彼らの「真面目」で「勤勉」で「社交的」な性格に心底惚れ込んでいます。先輩のミャンマー人社員たちに負けず劣らず、本当に優秀な社員たちです。
そのような折り、先月末になりますが、弊社副社長の猪爪、建築事業部長の河上、設計部長の岩瀧の3名で、フィリピンのマニラを訪れ、第7期生の選抜試験に臨んでまいりました。
今回の「アプト通信」では、そのフィリピンでの選抜試験の様子をご紹介させていただきますので、ぜひお付き合いいただければ幸いに存じます。

【活気溢れるフィリピンという国】

 試験会場はフィリピン・マニラ市。フィリピンは「平均年齢が23歳」と非常に若者が多い国であり、街中が活気で溢れています。(気温は30℃、熱気に溢れていました・・。)
試験会場に集まったのは9名の候補生たち。全員20代で、自信に満ちた顔をしています。今回の選抜試験では、「知能試験」「技能・体力試験」「面接試験」を行いました。この3つの試験結果を踏まえ、最終的には3名に技能実習生としての内定を出します。「知能試験」は事前に済ませてあり、面接官である私たちは、残る「技能・体力試験」「面接試験」を行いました。

【技能・体力試験】

最初は「技能・体力試験」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

①【技能試験】
各自一斉に「手作業で壁パネルを作成」し、その精度と所要時間により、建築職人としての技量を確認しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

②【体力試験】
各自一斉に「腕立て伏せ」を行い、制限時間内の回数から、建築職人に必要な腕力を確認しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

③【技能および体力試験】
一人ずつ「50㎏の土のう袋を担いで」歩き、建築職人に必要な体幹の強さとバランスを確認しました。
みんな軽やかに歩いています。

 

 

 

 

 

 

 

 

すごい身体能力です。
上棟現場の高所作業も問題なく従事できるでしょう。

そして、9名全員の試験が終わった後に、どのくらい重いのか?実際に体験しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■猪爪「フーッ、50㎏は本当に重い!!彼らの身体能力はすごい笑笑笑!!」
■河上、岩瀧「・・・50㎏を持って普通に歩く猪爪さんもすごいです・・。」

【面接試験】

次に「面接試験」です。2グループに分かれ、集団面接を行いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

志望動機や将来の夢など、面接官からの様々な質問に対し、的確に答えていました。

【内定者決定】

最後に、これまでの試験結果を踏まえ、候補者9名の中から、3名の内定者を決定しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

3名の内定者です。Congratulation!!

彼ら3名は、今後入社までの数ヵ月間、フィリピン現地で「さらなる徹底的な日本語教育」、「建築技術トレーニングセンターでの日本建築の事前指導」など、様々なカリキュラムを履修します。第6期生同様、この教育システムにより、入社後は即戦力として、お客様のお役に立つために各現場へと向かってまいります。

【なぜ外国人社員を採用し続けるのか?】

すでにご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、弊社はダイバーシティを推進し続ける会社です。もちろん、日本人社員も毎年採用しています。日本人社員だけで良いのではないか?なぜこんなに多くの外国人を採用し続けるのか?

答えは1つ。アプト・シンコーは「外国人社員の優秀さ」に惚れているからです。

単身で祖国を離れ、自身の夢や家族の生活のために日本にやってくる覚悟は並大抵のものではありません。その熱意や誠実さ、勤勉さは、「社会から求められる建築職人の姿」そのものです。必ずお客様のお役に立つことができ、さらに、社内においても日本人社員に対して「良い相乗効果」をもたらしています。私たちアプト・シンコーは、お客様からの「多くのご要望」にお応えできるよう、お客様のお困りごとに「すぐに」対応できるよう、「人材が途切れることのない、持続可能な組織づくり」を、これからも進めてまいります。
今回の第7期生が皆さまのお役に立てる日まで、もうしばらくお時間を頂戴したく存じますが、引き続きご愛顧いただければ幸いでございます。変わらぬご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願いいたします。

設計部 岩瀧