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How to enjoy autumn in TOYAMA
How to enjoy autumn in TOYAMA
2023.10.26
- アプト通信
日増しに秋が深まり、朝晩に肌寒く感じる日が多くなってまいりましたが、皆様お元気でお過ごしでしょうか。
今回のアプト通信では、お得に手軽に富山で秋を堪能する術をご紹介いたします。
2023年10月22日(日)晴れ:入社1年が過ぎた外国人女性社員2名らに慰労を込めて、五箇山へ小旅行に行ってまいりました。
・パパ:ミャンマー出身、2018年10月富山の専門学校に入学、2022年4月入社
・ディン:ベトナム出身、2022年6月来日&入社
今では二人ともプレカットCADで入力から最終作業までこなすことができます。
世界にもススキや葦(アシ)を使用した茅葺(かやぶき)の屋根を用いた建造物が多く存在しますが、岐阜と富山の県境に位置する白川郷(岐阜)・五箇山(富山)の合掌造り集落は、豪雪地帯ということもあり道路整備が遅れ、奇跡的に住居構造が残りました。ユネスコの世界文化遺産にも登録されております。
『これらの家屋は、その構造が合理的であり論理的であるという点においては、日本全国を通じてまったく独特の存在である。— ブルーノ・タウト、「日本建築の基礎」(於華族会館、1935年(昭和10年)10月)』
そんな五箇山へは、高岡駅からは国道156号線に出てただひたすらに南下していくと到着します。(車で約1時間半)
1本道ではありますが、途中から山道ということもあり、心配な方は事前に酔い止めを。
※途中立ち寄った遊覧船乗り場です。次回また機会が有れば利用してみたいですね。
一級河川「庄川(しょうがわ)」峡の景色を楽しむことができます。
南砺市利賀村と上平を過ぎると目的地の五箇山です。
五箇山には大きく二つのエリア(菅沼合掌集落、五箇山合掌の里)があるのですが、今回は「民俗館」と「塩硝の館」の有る菅沼合掌集落を回ってきました。(駐車料:500円、入館料:一人2ヶ所セットで300円)
火薬の原料となる「塩硝」の館では実際に火縄銃を、様々な生活の知恵が活かされた生活用具が展示されている民俗館では、民謡「こきりこ節」に使われる「ささら」を実際に触ってみることができました。
豪雪から耐え抜くために編み出されたであろう合掌造りの家屋では、1階を生活に、屋根裏にできたスペースを養蚕(ようさん)などの仕事場として活用しているようでした。
五箇山赤かぶの厳選を終え、次の目的地へと向かいます。
こちらのカブをカットし、富山の「あなん谷(あなんたん)醤油の淡口」に漬け一晩寝かせると、絶品の漬物が完成します。(弊社副社長:猪爪談)
(鮮やかで艶があり、ずっしり重みを感じるカブを選びましょう。)
次の目的地は「庄川水記念公園」です。(五箇山から車で約50分)
156号線をそのまま戻り、山のふもとで庄川沿いに道を外れていくと公園に到着です。
ここでは足湯(無料、タオル120円)と庄川+砺波嵐山(京都の嵐山に似ていることから)の景色を水辺散策遊歩道(無料)から満喫してきました。
山と川による全体緑の非日常的な世界が広がっていました。
最後は待ちに待ったお昼ごはん“鮎の塩焼き”です。
庄川水記念公園すぐ横の鮎料理屋さんは満席で2時間近い待ちになっておりましたので、古瀬(筆者、メインカメラマン)お奨めの「魚安」さんへ車を走らせることにしました。(公園より車で約20分)
子持ちの鮎の塩焼きは今の時期しか堪能できません。
(もちろん若鮎(6~7月)も成魚(8~9月)も絶品です)
以上がお得に手軽に富山で秋を堪能する術になります。
一番のポイントは弊社の猪爪が同行したという点です。
木造建築の知識はもちろん、富山公認の観光大使である猪爪は富山県民より富山に詳しいです。(五箇山でも有料ガイド無しで楽しむことができました。)
日本では四季によって同じ場所でも様々な景色、同じ料理でも様々な味を堪能することができます。
今回の旅行で外国人社員が富山のことをもっと好きになってもらえたら嬉しく思います。
紅葉には少し早かったかのように思いましたが、細かい所に目を光らせられる女性社員たちは上手にちいさい秋を見つけておりました。
『人間は考える葦である』
プライベートでも勉強熱心な二人を、今後ともかわいがっていただきますようお願いいたします。
設計部 古瀬