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社員大工(技能実習生第六期生)がフィリピンより来日
社員大工(技能実習生第六期生)がフィリピンより来日
2023.09.27
- アプト通信
秋の香りが感じられ、朝夕は肌寒ささえ感じる季節になりました。「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉は本当なんですね。季節の変わり目ですが、皆様がお健やかにお過ごしになられていることをお祈りしております。平素は格別のご高配を賜りまして、この場を借りて心より御礼申し上げます。
さて弊社建築事業部は事業開始6年目を迎えます。皆様のおかげで、一般住宅の建て方から始まり、木部工事一式、一棟丸請け工事、非住宅のアパートや老人ホームの建築も多数ご発注頂いております。最近はリフォーム工事、フェンス工事、デッキ工事、そして太陽光設置工事まで広くさせていただいており、重ねて御礼申し上げます。
この事業部で働く戦力は順次拡大し、当初の日本人の社員大工に加え、ここ5年間はミャンマーからの社員が力を大いに発揮してくれました。クーデター以来国情が安定しない環境ながらも彼らは国に残した家族の為に必死に働き、かつ日本語を覚え、事業貢献してくれました。感謝しかありません。
この度、第六期生から、様々な事情によりフィリピンからの受け入れを判断いたしました。昨年の12月に私が現地に赴き、入社試験を行った結果、4名を今月迎え入れました。現地の試験はとてもハードルが高く、12名の候補者が知能試験、体力試験、技能試験、コミュニケーションを図るうえでの面接試験などを受けていただき、相当に高い競争倍率をクリアしてきています。よく「なぜ外国人をこんなにたくさん採用されるのですか?」とよく質問されますが、答えは極めてシンプルです。「優秀だから採用しています。」
その内定後、日本語学校で徹底的に日本語を学び、最終的には約2週間現地のトレーニングセンターにて何度も何度もプレカット材を建てては壊し、壊しては建てを繰り返し練習して来日しました。社員総会で入社式を行いましたが、みなさん前向きにこれからの抱負を語って挨拶をしてくれました。一人で海を越えて働きにきた勇気のある青年たちです。
どうぞ現場で会った際には優しく声をかけてあげてください。ミャンマー社員達5名同様、明るい未来への希望にあふれた若者たちです。弊社での仕事を通じて、彼らの人生がより豊かになる事への役立ちが出来たらと思っています。
猪爪 伊栄治