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「害獣バスターズ作戦日記」
「害獣バスターズ作戦日記」
2025.02.14
- アプト通信
立春の候、貴社におかれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。アプト・シンコー 建築事業部シロアリ防除部門の宮川と申します。
事業を開始して5年目となりますが、シロアリ調査・害獣調査依頼が大幅に増えてきました。
実は、害獣が発生・増加し続ける要因には、実は私達人間の生活変化に原因があります。生活様式・仕事・遊び方の変化により、害獣が民家に侵入する機会が増加傾向です。私達の食べ物・食事場所・水などが害獣を呼び寄せ、繁殖をする理想的な条件をついうっかりと提供していると考えられます。
だからと言って、大切な我が家を痛めつけている害獣を放置するわけにはいきません‼
今回は、「害獣のプロフェッショナル」として活動日記の一例をご紹介させていただきます。
<10月1日 スズメバチ駆除 2階軒下>
お施主様の2階軒下に大きいスズメバチの巣があり、スズメバチが無数に飛んでいました。2連梯子をかけ、防護服で安全を確保してから、巣を撤去いたしました。
戻りバチがいるため1時間程待機して、大きなネットを使い戻りバチの駆除も行い続けました。ベテラン駆除者は危険を顧みず、半日をかけて無事に駆除を成功しております。
作戦大成功‼
<10月22日 ネズミ駆除 1階天井裏>
天井で物音がするとのことで、大きな邸宅を調査しました。
天井にはネズミの糞があり、先ずは監視カメラを設置して侵入口を調査開始!監視カメラにはクマネズミが映っており、箱罠、粘着シートを設置して待ち受けます。4週間にわたり、監視カメラの確認、餌の交換をし、クマネズミを5匹捕獲いたしました!他の生息がしていないのを確認し、侵入口を塞いで駆除工事を完了しました。
作戦大成功‼
<11月5日 コウモリ対策 換気口>
現場にはコウモリの糞が多数あり、現場調査をしてみると換気扇にコウモリの侵入を発見!コウモリは1~2㎝程の隙間があれば再度侵入してくるので、追い出し後には換気口を網付きの物と交換して、清掃消毒を行いました。
コウモリは静かで暗く、温度が安定している環境を好み、住宅の屋根裏や換気口は快適な環境となっています。通気口に住み着いてしまうと鳴き声や糞被害にて健康被害につながる恐れがあり、昨今は対策依頼が急増加しております。
反面、鳥獣保護管理法の保護対象に指定されており、許可なく捕獲・殺傷は禁止されています。この規定に違反すると、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金が科せられます。
個人で駆除する際は、傷付けることのない忌避剤で追い出すことが基本となります。
また、内部や周辺に糞が蓄積している恐れがあり、病原体や寄生虫が含まれている危険性や悪臭にて、健康を害する恐れがありますので、殺菌・防ダニ処理は必須です。弊社は、侵入口を塞ぎ、糞清掃・防菌・防ダニ処理も行っており、ご依頼への早期対応を心がけております。
作戦大成功‼
<12月3日 シロアリ調査 畳、敷板にシロアリ生息>
玄関框がブカブカしているとのことで、築50年の邸宅にシロアリ調査を行いました。
玄関框にシロアリ被害があり、床下を調査したところ、和室の床下にシロアリの蟻道を発見し、シロアリが生息していました。確認の為、和室の畳をめくると畳裏と敷板にシロアリ被害があり、こちらでもシロアリを発見!
シロアリ駆除専用の薬剤を使用して、木材を守るための「木部処理」、侵入経路になりやすい重点箇所への「吹付処理」を行いました。本当はシロアリ被害に合う前の予防がとても重要で、定期調査では早期の被害発覚ができます。ご心配の際は、調査ポイントを熟知した専門家である弊社スタッフに是非お任せください‼
作戦大成功‼
<12月9日 ムササビ駆除 2階天井裏>
天井裏で物音がすると相談を受け、監視カメラを設置して監視!そこにはムササビが映っていました。侵入口を調べたところ、2階軒裏に20センチくらいの穴を開けており、そこから出入りしていました。
ムササビは樹木に穴を開け、巣を作る習性があり、見た目が可愛いからと放置すると、騒音被害・悪臭被害・家屋被害への危険性があります。早期に追い出し作業を行い、穴を塞いで工事完了しました。
作戦大成功‼
<1月9日 アライグマ駆除 氷見市>
1階天井で動物の気配があるとのことで、調査開始!
ユニットバスの天井裏に動物の糞がありましたが、害獣は確認できませんでした。監視カメラを設置して後日確認した所、なんと「アライグマ」が映っていました。
富山県にもアライグマが野生化しています。見た目の可愛いらしさで数多くキャラクター化やグッズ化もされて人気モノですが、実際はイメージとはかけ離れた動物です。
「ラスカル君」をイメージしてはなりません(笑)非常に食欲旺盛かつ雑食で、肉もよく食べ鴨程度の大きさの動物であれば食物と見なします。「日本の侵略的外来種ワースト100」にも選定されており、危険な生物として行政からは認知されています。
今後はアライグマ、ハクビシンなどの小動物が侵入しない様にトラップを設置し、追い出し後に侵入可能箇所を塞ぎ工事完了しました。
作戦大成功‼
<1月27日 ハクビシン駆除 2階天井裏>
何かの糞があるとのことで、2階天井裏に入ってみると、なんとハクビシン4匹の生息を発見!天井裏からハクビシンを追い出すと、2階に軒裏の隙間からハクビシンが出てきました‼
以前は天然記念物と言われていたハクビシンですが、今では莫大に個体数が増えており、民家に住み着き糞被害にあっている方は少なくありません。長い尾を持ち、鼻から頭頂部にかけて白い縦線が入っている生物を見かけた場合はご注意下さい。
同じ場所に糞をする習性がある為、どんどん糞が溜まり異臭だけでなく菌をまき散らします。放っておくと、天井から部屋の壁まで染み出してしまい、リフォームを余儀なくされたケースも少なくありません。ハクビシンは一度住み着いた場所に定住します。その為、中々出ていく事がありません。危険性が高い生き物ですので、早期の駆除相談をお薦めします。
現場では4匹目が出てきたのを確認し、侵入していた隙間を塞いで作業完了しました。
作戦大成功‼
私達の生活様式の変化が、動物との距離を近づけております。公衆衛生に及ぼす被害と病気に感染する危険性も高まっております。また、生存と繁殖が容易な民家は、害獣にとって理想的な生息地になってきました。
弊社は「害獣のプロフェッショナル」として、多くのトラブルに解決・対策を講じてきました。
弊社では新築・既築のシロアリ駆除を始め、様々な害獣駆除をさせていただいております。お施主様が安心して、安全に快適にストレスなくお住まいいただくためのお役立ちをさせていただきたく思います。お困りの際は、何なりとお申し付けください。
お客様の黒子として、業務に邁進する所存ですので、引き続きご愛顧いただければ幸いです。
最後までご高配いただき、ありがとうございました。
害獣バスターズは今日も行きます。
建築事業部 宮川 勉