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高難度物件に全力で
高難度物件に全力で
2024.12.26
- アプト通信
冬至の候、皆様におかれましてはご健勝のこととお慶び申し上げます。
いつも大変お世話になっております。設計部の大森と申します。
今回は一つ、弊社の作業風景についてご紹介をさせていただきます。
その内容は、
『部署』も『日本人』も『外国人』も関係なく、皆の力で高難度物件に全力で取り組んだお話しです。
上の写真は、手加工で作成した『梁の試し組み』を行っている時の風景です。
下図はこの物件のパース図です。この軒桁部分を試し組みしています。
軒桁が『斜め梁』かつ『登り梁』で、弊社の加工機では加工が出来ない為、軒桁に関わる部分は全て手加工で対応する必要がありました。
更にその軒桁は『化粧梁』だった為、仕口部分に隙間があるのは決して許されない、という厳しい条件が揃っておりました。
因みに、屋根垂木は屋根パネル組みとなっており、軒先は御覧のとおり斜めの形状をしております。
上の写真は、皆で手加工梁を作成している作業風景です。
設計部、生産部、クラフトセンター、建築事業部、更に応援に来てくれていたアプトグループの呉羽保温工業社員、といった沢山のメンバーで力を合わせて作成しました。
国籍で言えば、日本人社員、ミャンマー人社員、フィリピン人社員、による正に総力戦でした。
上記の手加工以外でも、
屋根パネルは日本人社員とフィリピン人社員で作成し、梁の化粧仕上げはミャンマー人社員が行っております。
何度も、組んでは外して微調整、組んでは外して微調整を繰り返して、ようやく出荷ができるクオリティの梁が出来上がりました。熟練大工さんに勝るとも劣らない、と言うと言い過ぎだと思いますが、『アプト・シンコーのクラフトセンターの腕もなかなか良いね』と言っていただければ幸甚です。
お施主様が見ても綺麗だと思っていただけるものを作らなければ出荷は出来ません。
弊社のせいでお取引先様の看板に泥を塗るようなことは絶対にあってはいけません。
当然のことですが、そういった思いでいつも作業に取り組んでおります。
建方当日は、あいにくの雨模様
悪天候の中でも、大工さん方はテキパキと作業を進めていかれます。
一時激しく降っていた雨も、夕方には少し落ち着いてくれました。
その後もトラブルなく、無事に上棟を終えることが出来ました。
皆様誠に有難う御座いました。
上棟から数日後には、綺麗で恰好の良い軒先が出来上がっていました。
職人さんの丁寧できめ細やかな技術には本当にいつも驚かされます。
斜めに登っていく化粧梁と、斜めの軒先がとても印象的で素敵な住宅になりそうです。
完成を見るのが楽しみです。
お取引先様の皆様は『お施主様に満足していただく』為に日々ご尽力されているものと存じます。
そして私達アプト・シンコーは、そのお手伝いをさせていただきたいと常に考えております。
大変僭越ではございますが、
私達アプト・シンコーの取り組みが『お施主様に満足していただく』為の一助となることが出来ていれば心から嬉しく思います。
もっと、お取引様のお役立ちをしたい。
もっと、お取引先様のご要望に応えたい。
その為には、
もっともっと精進し、腕を磨き、更に精度の高い作業が出来るようにならなければいけない。
今回、難度の高い物件を通じて改めてそんなことを感じた次第であります。
最後になりますが、
クリスマスも終わり、街の空気は一気に年末モードに切り替わりました。
歳末ご多忙の折、健康には十分にご留意なされ、よき年を迎えられますことを心より祈念しております。
本年は皆様より格別のご愛顧を賜り、心より御礼申し上げます。
至らぬ点が多々あったかと存じますが、来年はより一層皆様のお役に立てるよう精進して参りますので、どうか引き続き変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。
貴重なお時間を割き、最後までご高覧いただきまして誠に有難う御座いました。
設計部 大森 浩二