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物流部発足から3年半…
物流部発足から3年半…
2022.02.09
- アプト通信
物流部発足から3年半…
立春の候、貴社ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
アプト・シンコー物流部の塩井と申します。
今回は、弊社に物流部が発足してから3年半が経過し、その間私たちが何をしてきたのか振り返りたいとの想いから、こちらに書かせて頂いております。最後までお付き合いいただければ幸いに存じます。
私たちアプト・シンコー物流部は、2018年10月15日に新設されました。それまでは生産部の中の一工程という立ち位置でしたが、「生産と物流」は「作ると運ぶ」で役割も大きく違うため、独立することになりました。部署として独立したことにより、責任も大きくなりました。私たちは物流部としてお客様に対し何ができるのか、一層考えることとなりました。
物流部は、製造業であればおおよそどこの会社さんにもある部署かとおもいます。私たちの仕事は会社で製造した製品を現場まで配送するという、「当たり前の仕事」です。ではこの「当たり前の仕事」に、私たちはどう差別化するのか、これが私たち物流部に課せられた課題でした。大変難しい課題ですが、私たちなりにどうすれば良いのか考え、以下のような取り組みを行ってまいりました。
①元気な挨拶
これが差別化と言えるか分かりませんが、私たちは元気な挨拶、愛想の良い対応を出来る限り心がけております。
・大工さんに気持ちよく仕事がしてもらえるように。
・気軽に要望などを話してもらえる関係性を築くために。
・アプト・シンコーにまたご注文を頂けるように。
たまに大工さんなどから、「アプトの配送員、元気だね」と言って頂けることも有り、大変うれしく、また私たちの励みにもなっております。
しかしながら、まだまだ浸透しているとは思ってもおりませんので、日々努力していきたい所存です。引き続きご指導頂ければと思います。
②自社便を4台確保、それによる追加材、トラブル、クレーム対応の強化
自社便を4台確保しており、主に追加材を中心に配送しております。追加材のご注文はどうしても突発的に入りますが、自社便の数を増やしていることで、可能な限り早急にご対応させて頂いております。
また、自社便4台中1台は基本的に会社で待機しており、緊急トラブル、クレームの時にすぐに走れる体制をとっております。「アプトの追加材対応、トラブル対応は早いね」という言葉も時折頂け、大変うれしく思っておりますが、これも益々徹底して参りますので、引き続きのご指導をよろしくお願いいたします。
③建方時のお手伝い
建方時には、工務店様、大工さんに代わって玉掛けを行ったり、建方時に出たスジやビニールシートなどのゴミを片づけたり、建方作業がスムーズに進むようにお手伝いさせて頂いております。
④グループウエアの導入、物流部全員へスマホの支給
私たちは過去に、上棟に使用する材料の配送が抜けてしまうという致命的なミスを起こしたことがあります。本当にその節は大変なご迷惑をお掛け致しました。この場をお借りしてお詫び申し上げます。
この配送クレームを発生させたのは、弊社営業部と物流部の間で情報の共有が出来ていなかったことが原因でした。同じ過ちは絶対起こしてはいけない、その想いから私たちはグループウエアを導入し、工程管理、配送管理を始めました。
一番怖いのは、営業部から各部署へ現場日程の変更などの、指示が漏れることでした。この指示漏れがなぜ起こっていたのかというと、前の体制では一つの変更で営業部から各部署に連絡をしなければならず、その煩雑な状況が指示漏れを発生させていました。
このグループウエアを導入してからは、この画面内で例えば上棟日を変更すれば、関係者に自動で上棟日変更の連絡が通知され、連絡が漏れるという心配が無くなりました。
また、このグループウエアには物件情報が全て取り込まれています。スマホさえ持っていれば、出先でも確認することができ、例えば○○邸の現場地図なども出先で簡単に確認することが出来、緊急時などに活躍しております。スマホは物流部員すべてに支給されており、配送業務に役立てております。
以上、私たち物流部がお客様の為に何ができるのかを考え取り組んできたことです。
物流はよく「ラストワンマイル」と言われることがありますが、これはお客様に「サービスを届ける最後の区間」という意味で用いられております。そして、同時にこのラストワンマイルには「期待と課題」が多く混在していると言われております。
私たちも、自分たちで考えてどうすればお客様の「期待と課題」に応えられるのか、色々と試行錯誤してきました。しかし、まだまだ「期待と課題」に気付けていないこともたくさんあると思います。宜しければ、「こういうことをしてくれたら助かる」など、配送に出向いた物流部員、また弊社営業部員にも、現場での声をお聞かせ下さい。私たちはその声を糧に、また改善していきたいと思います。そして「アプトの配送は最高のラストワンマイルだ」と言ってもらえるよう、これからも精進していきたいと思っております。
3年半前に掲げたモットー、「配送が営業の最前線だ!」は今も変わりません。弊社の最終工程として、責任ある仕事を引き続き行っていきます。
どうぞ今後ともアプト・シンコー、並びに物流部を何卒宜しくお願い致します。
物流部 塩井 隆行